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先日、またまたピヨリリィさんというVtuberが開催している、ポケモンの仲間大会(要するにネット対戦というやつです)に参加してまいりました。2年前に発売した最新作のポケモンスカーレットバイオレット(略してポケモンSV)です。そこでぼっこぼこにやられてまいりましたが、今回も得るものは多かったので、そのうちの1戦を題材に、最新のポケモンバトル事情をお伝えしたいと思います。え? 最新のポケモンのことはよくわからない? ご安心ください。もちろん初代の赤緑はプレイ済みですよね? であれば大丈夫です。赤緑のみ経験者でも分かるように解説してまいります。
私が参加した大会では、レギュレーションGのダブルバトルというルールです。レギュレーションGというのは禁止伝説(ミュウツーとか)を1体だけ使ってよい、というルールです。ダブルバトルというのは、2対2で戦います。赤緑では存在しませんでしたね。手持ちのポケモン6体の中から4体を選出して、2対2で戦っていき、最初に相手の4体を倒した方が勝ちです(厳密には時間切れの勝利とかもありますが割愛)。
私のパーティーは黒バドレックス(過去記事参照)を中心に添えた、速攻型のチームです(さっさと試合を終わらせたい高速高火力メンバーの集まり)。今回、相手は初手にコノヨザルとヤレユータンというポケモンを出してきました。コノヨザルってあのオコリザルの進化系なんです。初代に出ていたあのオコリザルが、最新作(9作目)で進化系が見つかったんですよ(=という仕様が追加されたんですよ)。コノヨザルっていう格闘ゴーストタイプの。面白いですよね。こういう事象がポケモン界隈では普通に起こりえます。
この試合、簡単にお伝えするとこのような流れでした。
「トリル使いのヤレユータンを初手で倒し、コノヨザルを次ターンで倒すも、後続の白バドレックスにトリル展開され、白バドレックスと続いて出てきたコータスになすすべなくやられる」
赤緑のみ経験者は、何言っているかさっぱりだと思うので解説していきます。まず、トリル、いわゆるトリックルームという技があります。ポケモンというのは素早さのステータスが1つでも相手より高いと先に行動できる、というのはご存じかと思います。トリックルームは、その素早さ関係を逆転します。つまり、素早さが相手より低い方が先に行動できるようになります。私のパーティーは先述した通り、高速アタッカー揃いなので、トリックルームはされたくありません。私は、このヤレユータンがトリックルームを初手で放ってくることを予想できたので、攻撃を集中させることで倒すことができ、ヤレユータンによるトリックルームを防ぐことができました。ここまではよかったのです。ただしそのあとに出てきた、白バドレックス(エスパーこおりタイプ)です。このポケモンもトリックルーム使いなのです。次のターンで私は黒バドレックスのゴースト全体攻撃+白バドレックスへのあくタイプの単体攻撃で、2体まとめて倒そうと考えました。しかし、もちろんそんなに簡単には行きません。
相手の白バドレックスはここでテラスタルをしてきました。テラスタルというのは、ポケモンのタイプを一バトルに一度だけ変えられる第9世代の仕様です。氷テラスタルでした。ゴーストおよびあくタイプの弱点であるエスパーを消すことで、見事に私の集中攻撃を受け切り、トリックルームを決められてしまいます(なお、このターンでコノヨザルは撃破)。
この後はもうおしまいです。なぜなら私はトリックルームを決められてしまうと何もできない構築を組んでいるためです。倒したコノヨザルの後にコータスが出てまいりました。コータスというのはものすごく素早さが遅く、炎タイプの超強力な全体攻撃をしてくるポケモンです。噴火という技ですね。コータスの噴火と、白バドレックスの氷の全体攻撃であるブリザードランス、これらを浴び続ける羽目になります。
トリックルームをどうにもできないけれど、守ることはできます。守る、という技がありまして、その名の通り相手の攻撃から自身を100%の確率で守ります。ダメージ0です。ただし、1回使うごとに成功率が半分になるため、大体2回連続で出すと失敗します。この守るという技を駆使して、トリックルームが終わるのを待ちました。トリックルームは5ターンで終わるのです(厳密には発動したターンを含めるので4ターン。補足:トリックルームは必ずそのターンの最後に発動する)。しかし、うまくできていますよね。どんなに頑張っても、運がよくないと守るだけでは5ターン防ぎきれません。私は運よく黒バドレックスの2連続の守るが成功し、トリックルームが終了し、白バドレックスを倒すことができましたが、コータスまで倒しきることはできず、最後はコータスにウェザーボールという技を浴びせられてジエンドです。
この対戦から私の構築の見直しが必要であることがわかりました。相手にトリックルーム使いが2体いても処理できるポケモンです。トリックルーム使いを1ターンで確実に倒しきれればよいのですが、なかなか難しいです。である場合、相手にトリックルームという技自体を使わせない、という戦法が考えられます。あります。挑発、という技です。これを使えば相手は攻撃技しか出せなくなります。私は挑発を使えてかつ、自身のパーティーにすっぽりはまる、タイプ相性がいい感じのポケモンを探しました。候補は下記3体です。
・イーユイ
・オーロンゲ
ガオガエンとイーユイはどちらも炎悪タイプで、優秀な複合タイプです。が、どちらも今回の相手を仮想敵とすると、コノヨザルに対して相性が悪いです。格闘ゴーストなので、格闘で効果抜群です。ということで、オーロンゲを採用してみたいと思います。オーロンゲは壁を貼ることが得意なポケモンですが(過去記事参照)、私はあえて壁貼り役ではなく、挑発や猫だまし(相手の動きを止める技)などの技構成にして、相手の意表をついてみたいと考えています。
という感じで、戦っては構築(ポケモンのパーティー構成だったり戦略だったりをまとめて構築って言ってますね、ポケモンバトルやっている皆さん)を練り直して、戦っては再度練り直して、といった感じでやはり深いですね、ポケモン。……、伝わったでしょうか、赤緑のみ経験者の皆様。それでは、いずれどこかで、私とポケモンバトルでお会いできることを楽しみにしております。本日はこの辺で。ありがとうございました。
以上です。